aflatoxin B1 CAS No. 1162-65-8 MW : 312.30 Aspergillus flavus が作るかび毒。 強い発癌性、強い中毒性を持つ。 イラン産ピスタチオから検出され、最近の食物に対する不安感の高まりから話題となったようである(2002/7)。 発癌は、アフラトキシンがエポキシ化した後、これが核酸に付加することで起こるとされている。 |
aflatoxin B1 |
アフラトキシンはB1以外にB2、G1、G2、M1がある。 | aflatoxin G1 |
M1はB1の代謝物といわれている。 | aflatoxin M1 |
Aspergillus 属とは麹カビ属のことであるが、日本で発酵食品に利用されている麹カビにはアフラトキシンを作るものはないとされている。(もちろんあったら困るが) Aspergillus 属にはAspergillus tamarii (たまり醤油の「たまり」)や Aspergillus awamori (泡盛の「あわもり」)のような名前のものもある。 こういった名前の例はAspergillus 属に限ったものではなく、ほかにも菌・細菌の名前として発酵食品の名前がついたものがある。 特に珍しいというわけではない。 |