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PC-9821Xn SCSI 内蔵化


いまさらではありますが、PC-9821Xn に 内蔵 SCSI デバイス(CD-R/RW ドライブ)を搭載してみました。

NEC PC-98 シリーズは PCI バス搭載機種であれば普通に内蔵 SCSI デバイスを搭載出来ますが、Cバスのみの機種では専用 SCSI デバイス以外は搭載出来ません。 これはCバスがカバーを開けずに装着出来るように作られており、そのため内部ケーブルを利用しづらい構造になっていることが理由だと思われます。
ICM IF-2769   Cバス SCSI ボードの例 ICM IF-2769

写真左がCバスコネクタに刺さる部分、右が外側になる。 写真上・下の両エッジはCバスに挿入する際ガイドレールにはまるようになっている。 そのためエッジ部分にコネクタ類を付けることは出来ず、内部接続用のコネクタは用意されていない。
SCSI ケーブルの引き込み

PC-9821Xn はCバスのみの最後の機種です。 そのため SCSI CD-R/RW ドライブを内蔵するためには外付け用 SCSI ケーブルを本体内に引き込まなければなりません。 そこで PC 用の SCSI 内部ケーブルを外に引き出すためのコネクタを逆に使うことにしました。
コネクタ

この変換コネクタは PCI 仕様なのでこのままだとCバスに取り付けることは出来ません。 そこでCバスに合うようにブラケットを作成しました。 これで外付けケーブルを中に引き込むことが出来ます。
写真のブラケットは動作確認が出来るまでの間に合わせに作ったものです。 過去に玄人志向からCバス用の PCI ブラケットアダプタ CBUS-HENKAN という商品が出ていました。
ブラケット
接続

いよいよ接続です。 外付けハードディスクも使っているので接続順は、
Cバス SCSI ボード → 外付け SCSI HDD → 変換コネクタ → 内蔵 CD-R/RW ドライブ
となります。 接続自体は何も特別なことはなくただ繋いでいけばいいだけですが、ケーブル長が長くなるのが気がかりです。
結果は・・・

当然といえば当然ですが、問題なく認識されました。 動作も問題ありません。
動くはずとは思っていても、実際に動くことが確認できるとやはりうれしいものがあります。 でも、いまさら感はいなめません。。。

ドライブ


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5 Jun 2003
Last Modified: 21 Apr 2007