ギガバイト製 GA-7VTXH+ は、Socket A、FSB100/133MHz 仕様のマザーボードです。
対応 CPU は Thoroughbred までだったのですが、後に AMD から仕様上は動作可能と思われる Applebred、Thorton が販売されるようになりました。 ギガバイトの CPU 対応表が更新されないため、これら新コアの対応についてサポートに質問してみたところ、「GA-7VTXH+ はこれらの新しいコアには非対応」ということでした。 (Barton については FSB が 166MHz であるため非対応) Applebred は Thoroughbred の、Thorton は Barton のキャッシュを一部無効にしたものと言われています。 そこで、「Thorton はたぶん動くだろう」→「Thorton が動くなら Barton も動くだろう」という安直な考えの下、この GA-7VTXH+ に 非対応コアの Barton を載せてみました。 |
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Barton 2500+ |
GA-7VTXH+ の倍率設定は、手動では5〜12.5倍までしか設定できません。 このまま Barton 2500+ を載せると自動認識では1466MHz、手動設定でも1666MHzでしか動作せず、本来の1833MHz動作にはおよびません。 そこで、Fab51 で紹介されている倍率設定回路を取りつけることにしました。 これを付けたことで GA-7VTXH+ でも倍率を自由に設定できるようになりました。 (実際に必要な回路は12.5倍以下/13倍以上の切り替え回路だけで、ここに載せているように5つも必要というわけではありません。) 注意:2003年の40週前後から Barton 2500+ は倍率が変えられなくなっています。(→ 倍率可変化法) |
倍率設定回路 |
追記 (2004/9/3) 倍率の変更が出来ない Athlon で、倍率を可変にする方法があることがわかりました。 動作中にソフトウェアで倍率を変更でき、GA-7VTXH+ でも可能ということです。 詳細は Fab51 に詳しく出ています。 ソフトウェアによる倍率変更の場合、倍率設定回路が必要ないのでより簡単と思われます。 |
追記 (2004/11/14) ギガバイトの CPU 対応表が更新されていました。 いつ更新されたのかはわかりませんが、Duron 1.8GHz (Applebred) まで対応になっています。 BIOS は更新されていませんので元々対応可能だったものと思われます。 |